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【10月号】安野中国人受難者の慰霊祭
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2012/12/16
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10月20日(土)、安芸大田町安野で、第5回「中
国人受難者を追悼し平和と友好を祈念する集い」
が中国から16人の皆さんを迎えて行われました。
93年から16年間に及ぶ交渉と裁判を経て、受難
者・遺族と西松建設との和解が成立し、各方面の協力を得る中で安野に「安野中国人受難の碑」が建立されたのは2年前の10月23日でした。以来春と秋に慰霊祭が実施され、今回が5回目となりました。
今年は、日中国交回復40年の記念すべき年です。
いわゆる尖閣諸島問題で中国からのご遺族の皆さんの来日が懸念されていましたが、幸い予定のご遺族の皆さん全員の来日が実現し慰霊祭が滞りなく行われました。
西松友好基金運営委員会を代表して内田雅敏弁護士が、碑文の「太田川上流に位置し、土居から香草・津浪に至る長い導水トンネルをもつ安野発電所は、今も静かに電気を送り続けている。こうした歴史を心に刻み、日中両国の子々孫々の友好を願ってこの碑を建立する」を引用しながらの挨拶を行うと、これに対して遺族を代表して曲啓傑さんは「この碑は永遠にここにそびえ立って、歴史を記憶し、日中友好を証明して、平和の新しい局面を創造する重要な任務を担っているのです」とのご挨拶を述べられました。
参加者全員が、上部の水を貯めるところに上がり、当時を偲びながら改めて日中友好を誓い合いました。
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