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【12月号】西日本ブロック 大衆運動交流会 に参加して 
2013/01/14

西日本ブロック 大衆運動交流会 に参加して
       福山総支部 北村 環
11月24日(土)25日(日)、兵庫県西宮市で開催された党主催の西日本大衆運動交流会に初めて参加しました。今年で4回目になる交流集会には、地元兵庫県からは、党と友好関係にある団体からの参加者も得て、80人超と言うこれまでにない盛大な交流集会となりました。
 
 西宮市民会館で開会行事の後、ジャーナリストの西谷文和さんによる「戦争・原発・ハシズムーその根源的矛盾を問う」と題した講演がありました。西谷さんは、大阪市の職員時代にイラクの子ども達の支援活動をする中、「このままではいけない」と考え、職を辞してジャーナリストとなり、自らイラクへ足を運んで子ども達の現状を日本に報道する形で支援活動に取り組みながら、報道ステーション等でレポートされています。
 印象に残っているのは、「戦争がなぜ起こるのか」という問いかけです。例えとして90年10月、ナイラちゃんという15歳の少女の、クェートに侵入したイラク兵が病院や学校で残虐行為をしたという証言が全米にテレビ放送されました。これをきっかけに世論が沸騰し、翌91年1月に湾岸戦争が始りました。しかしこの放送は、後に「やらせであった」ことが明らかになりました。ナイラちゃんはクウェート人ではあるものの、クウェートには行ったことのない少女であることが暴露されたのです。何とナイラちゃんは駐米クウェート大使の娘であったのです。
 要するに戦争は、したい者がしけるものである。そして背景には、アメリカの軍需産業がある、と言うことでした。
 そう言えばイラク戦争でも、「大量破壊兵器がある」などとアメリカが喧伝し、世界中の良心的な人を騙して「独裁者フセインはやっつけなければ」という世論を作って戦争を正当化したことを思い出しました。アメリカの言う大量破壊兵器などなかったことは、その後明らかになりましたが、とき既に遅しで、戦争は行き着くところまでのめり込んでいってしまいました。政府も、野党議員の「イラクは戦場なのにどうして自衛隊を派遣するサマーワだけが非戦闘地域なのか」という質問に、小泉首相が「自衛隊が行くところは非戦闘地域なんだ!」というとんでもない発言をしたことが昨日のように思い出されます。
 政府の発表を簡単に信じてはいけない、新聞やTVなどのマスメディア情報もそのままを信じてはいけない、ということを改めて感じました。
 もう一つのレポートは、3・11福島第一原発事故から避難している國分富夫さんからの訴えでした。原発被災者相双の会の國分さんは、「1年半過ぎても先が見えない。国と東電は除染の話ばかりで生活再建の話は一向にない。そもそも広大な地域の除染が出来るはずがない」とし、準備中の損害賠償訴訟の意義について訴えられました。話の中では、避難している子ども達に不登校が増加していること、年寄りには精神的不安を訴える人が多く出ていること、さらに孤独死に至るケースもあることなどが報告されました。なお裁判には、県本部としてカンパをしています。
  
 翌日の交流会では、上関原発問題に取り組んでいる「長島の自然を守る会」の代表高嶋みどりさんのレポートを紹介しておきたいと思います。高嶋さんは「『3.11で上関はもう終わった』と思われているかと思いますが、県知事はまだ埋立工事の不許可をしていません。勿論中電は再開を狙っています。この度の衆院選の結果如何によっては再始動しかねません」と訴えられました。まさか上関はないだろうと、と思っていましたが、今次選挙結果を見て、高嶋さんの訴えが懸念ではなく現実味を帯びてきたことを強く感じています。引き続き脱原発1000万署名の取組みに合わせて、上関原発反対の取組み強化が必要となってきました。
 以上まとまらないのですが、学んだこと、感じたことを綴ってみました。                                 

Olive Diary DX Ver1.0

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