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5月 5.1 沖縄と連帯する集会 尾道
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2010/05/21
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沖縄と連帯する集会 尾道
「九条の会・おのみち」は、5月1日、約80名の参加をえて見出しの集会を持った。
おとぎぞうしの竹本さんとPOKOの歌と演奏、季平博道さんの念仏者九条の会の提起、城間和行さんの講話とそれぞれの闘いの報告があった。なかでも「沖縄の人々とかたく結び合うために」と題された城間さんの話は、「連帯する」などとはおこがましい、沖縄問題に対する私たちひとり一人の内実を鋭く問う内容であった。彼は父の生きざま、沖縄戦のさなか父の家族が受けた悲惨な体験を語ることを通して、沖縄問題とは何か、基地問題をつくったのは誰か、歴史的に明らかにしていった。
すべてに「沖縄差別」がある。琉球処分、皇民化教育、12万もの犠牲者を出した沖縄戦、二千名以上の「集団自決」、土地・家屋の強制接収、多くの基地、そして多くの基地被害。日本国憲法に守られていない沖縄。この延長線上に普天間基地の問題がある。沖縄のことを沖縄で決めさせないのも「沖縄差別」であろう。問題を基地の移転に矮小化してほしくないと強く訴えられた。
もちろん、沖縄にも、日本のどこにも米軍基地はいらない。問題なのは基地を撤去するまで、私たちひとり一人が、「日本人全体の問題として考えて下さい。」と訴えた沖縄の高校生に、どういう行動で、どう応えていくかなのである。
細谷 絢子
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