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【4月号】2007年国際女性デー広島県集会に参加して
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2007/04/14
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2007年国際女性デー広島県集会に参加して
土屋 みどり
3月4日、広島市のあいあいプラザで2007年国際女性デー広島県集会が開催された。
国際女性デーは、1908年にアメリカで女性たちがパンと参政権を要求して行ったデモに由来し、1910年ドイツで行われた国際会議で3月8日を「女性の政治的自由と平等のために闘う日」として提唱され、各国で取り組まれるようになった。これにちなんで広島でも毎年集会が行われている。今年は、「護憲運動の強化を」をテーマに130名が結集した。
8団体で構成する実行委員会を代表して秋光民恵委員長があいさつ。柳澤厚労相の「産む機械」発言をとりあげ、今こそ女性たちが声を上げ行動していこう」と力強く呼びかけられた。来賓の呉栄順在日本朝鮮女性同盟委員長からは、在日朝鮮人の人権と生活を脅かす政治弾圧が厳しさを増していることに対し、日本人自身の声を上げてほしいと訴えかけられた。
続いて広島市立大学広島平和研究所所長の浅井基文さんが、「護憲運動の強化のために−ヒロシマの課題−」と題して講演を行われた。
浅井さんからは、広島の地にあって被爆地ヒロシマのこだわりがうすれてきていること、その理由の一つとして保守土壌が強いことが指摘された。過去の歴史をさけようとする風潮が大きいなか、歴史を直視しなければ平和憲法を守ろうとならない、もっと歴史にこだわってほしいと訴えられた。平和憲法の改悪を阻止するため今こそ踏ん張り時であることが強調された。
最後に、自民党の「新しい憲法」案に反対し、女性蔑視に強く抗議する集会アピールを採択し集会を終えた。
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